東京都立川の猫カフェMOCHA(モカ)にて
ネコのパルボウイルス感染が発生したとしてネット上が騒然となっています。
7月にの猫カフェMOCHAへ譲渡された3頭のうち
その1頭が同店舗が開店した7月18日の2週間後には死亡していたとのこと。
その後、何頭かのネコの死亡が相次ぎ、
猫パルボウイルス感染が疑われています。
さらに問題となっているのは
同店舗がこの事実を公表せずに
営業を続けているということ。
猫カフェMOCHA立川店で蔓延しているパルボウイルスは子猫に感染すると死亡率が9割を超える怖い病気です。死んだ麗の妹は、生後4ヶ月弱でした。客が自宅に持って帰り、家の猫が感染することも十分あり得ます。それにもかかわらず、立川店は今日も営業しています。
— 酒井信一郎と猫9匹 (@beerwell) August 1, 2018
感染力の高い猫バルボウィルスは
ネコから人間へ感染することはありませんが
人間の靴や衣服に付着するとウイルスを運んでしまい
自宅で飼っているネコへ感染してしまう可能性も否定できません。
もし、同店舗へ入店しており、自宅でもネコを飼っている方は
すぐに衣服などの消毒やワクチン接種の確認をするように
Twitterなどで拡散されています。
また、感染を予防するために
猫カフェの多店舗への「はしご入店」を禁止する店舗もあるようです。
拡散してください!都内の猫カフェでパルボウイルスで猫がバタバタと死んでいるという噂は、本当です。猫カフェMOCHA立川店です。死んだ猫の一頭は、麗(この写真)の妹猫でした。今夜の拙ブログで告発します。このままだとお客さん(の猫)にも感染が広がります。 pic.twitter.com/XiBZloCJau
— 酒井信一郎と猫9匹 (@beerwell) August 1, 2018
スポンサーリンク
バルボウィルスのワクチン接種方法

バルボウィルスのワクチン接種をしていないネコは
その感染確率はほぼ100%といわれているほど
恐ろしい感染症です。
猫パルボウイルスに感染すると
ネコ汎白血球減少症(Feline panleukopenia virus、FPV)などの病気になり
嘔吐や発熱、下痢や食欲不振という症状が現れて
免疫不全で死亡することもあります。
犬のパルボウイルスを検出するキットは販売されていますが、
ネコにおいては犬ほどにパルボウイルスの検出率が高くなく、
陽性であるのに検査で陰性と出る可能性があるので注意が必要とのこと。
出典:NPO法人東京キャットガーディアン附属動物病院
完全室内飼いであっても
飼い主の衣服などに付着したウィルスから感染する可能性があるため
動物病院にてきちんと検査を行い、ワクチン接種をされることを強くおすすめします。
スポンサーリンク
バルボウィルスはアルコール消毒が効かない!
猫パルボウイルスは
非常にタフで感染力が強いウィルスであり
アルコール消毒・熱湯による消毒では完全に除去することができません!
高濃度次亜塩素酸ナトリウムやホルムアルデヒドを使わなければ除菌ができないといわれていますが、
家庭用では手に入りやすい「塩素系漂白剤(ブリーチ)」で除菌消毒をすることができるとのこと。
塩素系漂白剤(5~6%の次亜塩素酸ナトリウム)では
10分以上の浸けおきが必要となります。
参考:ウィキペディア「パルボウィルス」
:Yahoo!ニュース ネコ「パルボウイルス」適切なワクチン接種が重要
過度な「はしご」しなければ猫カフェには入店しても大丈夫

猫カフェの猫パルボウイルス感染が発覚しましたが、
過度な「はしご入店」を控えれば
猫カフェを楽しんでも問題はありません。
しかし、自宅でネコを飼っている方は
猫パルボウイルスのワクチン接種をしているか確認しておき
ワクチン接種をしていない場合には
大切なペットを守るために
すみやかにワクチン接種をしておきましょうね!
スポンサーリンク