学会ポスター書き方・レイアウト作成・おすすめフォントまとめ!【デザイン例付き】

 

これまでの研究の成果を発表する重要な機会である学会。

あなたの研究をより多くの人に伝え、理解してもらうには

研究内容と同じくらい”見せ方”が重要です。

 

見せ方を一歩間違えれば…

人が集まらない

✅研究の魅力が伝わらない

 

こんな事態にもなりかねません。

逆に、少しのコツをおさえてしまえば、魅力的に学会ポスターを作成できます。

 

ポスターのデザインのコツをおさえて、

周りと差をつける学会ポスターを作成しましょう。

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見やすいポスターのデザインやレイアウトとは?

 

ポスターのデザインを考える際に、全体の基盤となるのがポスターのレイアウトです。

 

レイアウトを考える際は、”見る人の目線の誘導”を意識するようにしましょう。

このレイアウト例は、目線の誘導を意識して作成したものです。

 

意識せずとも矢印の方向に読み進めていくことがわかります。

一方、左の例では一目でどの項目から見るべきかわかりません。

 

左右の例によって、レイアウト一つでポスターの見え方が大きく変わってくることがわかります。

 

ポスターを見る人の目線の誘導を考えた、見やすいレイアウトを心がけましょう。

 

学会ポスターのオススメの配色は?

 

ポスターの配色は第一印象を左右する大きな要因となります。

第一印象が悪ければ、どんなに素晴らしい研究内容であっても、人が集まらない可能性があります。

 

第一印象を良くするには以下のように統一感のあるシンプルなデザインが好まれます。

 

では、誰でも簡単に第一印象の良いポスターを作成できる

絶対に失敗しない色の選び方を伝授していきますね。

 

色の選び方で多くの人がおちいる失敗は、多くの色を使用しすぎることです。

 

たくさんの色を使っていた方が綺麗で見やすいのでは?

なんて思う人もいると思いますが、それは大きな間違いです。

 

実際に多くの色を一度に使用すると、

統一感がなく、騒がしい印象を与えてしまいます。

 

今回紹介する色の選び方は

  • 背景色
  • 文字色
  • メインカラー
  • サブカラー

4色だけを使用する方法です。

この4色について詳しく説明していきます。

 

背景色の選び方

背景色は基本的に白色で統一しましょう。

大切な研究結果であるグラフや表を引き立ててくれます。

また、他の背景色に比べて、文字も読みやすくなります。

 

文字色の選び方

文字色はあえて個性を出さず、黒色(もしくは濃いグレー)に統一しましょう。

白の背景に黒の文字にすることで圧倒的に読みやすく、研究内容が伝わりやすくなります。

 

また、真っ黒ではなく、少し白色の混ざった濃いグレーを使用するのがオススメ。

ポスターを読む人にとって真っ黒よりも目に優しく、

さらには周りのポスターとは一味違うおしゃれな印象を与えることができます。

 

メインカラー・サブカラーの選び方

メインカラー/サブカラーとは、基本的には白色と黒色以外の色を選び、

ポスターの装飾や文字の強調に使用します。

 

メインカラーは全体の装飾やタイトルの文字に使用し、全体のイメージを決める色、

サブカラーは特に重要な部分にだけ使用し、際だたせたいものに使用する色です。

 

このイラストではメインカラーを青、サブカラーをオレンジとしました。

 

メインカラー/サブカラーを選ぶ際には、2つのコツがあります。

 

①地赤と青など補色となる関係の色を選ぶ。

綺麗な色合いに仕上げることができることと同時に、比較実験の際の色分けにも便利です。(高温の実験条件の際は赤、低温の際は青など。

 

②彩度を下げた落ち着いた色合いを選ぶ

彩度の高い色合いを選ぶと、軽い印象を与えてしまいます。

学会発表においては落ちついた印象を与えられるように彩度の低い色を選びましょう

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フォントは何を使用する?おすすめも紹介

 

ここまでレイアウトや配色に注目してきましたが、次は文字について着目してみます。

 

基本的に学会ポスターに使用する文字は

和文はゴシック体欧文はサンセリフ体を選ぶようにしましょう。

 

ゴシック体やサンセリフ体は余計な装飾が少なく、視認性も高いことで知られています。

 

ゴシック体、サンセリフ体と言っても

たくさんあってどのフォントを選んだらいいかわからない!という方のために、

Windows, Macそれぞれのオススメフォントを紹介します。

 

【Windows】

和文→メイリオ、游ゴシック(Windows 8.1以降)

欧文→Arial, Calibri, Helvetica

 

【Mac】

和文→ヒラギノ角ゴ、游ゴシック(Mac OS 10.9以降)

欧文→Arial, Calibri, Helvetica

 

また、グラフや表作成時も同じフォントで統一すると

より整ったデザインのポスターに仕上がります。

 

フォントなんてどれを選んでも同じ、ということはなく、フォントひとつで大きく印象が変わります。

遠くの人にも読んでもらいやすいフォント選びを心がけましょう!

 

学会ポスターまとめ

 

学会発表では多くの人に自身の研究成果を知ってもらうことのできる重要な機会です。

今回、紹介させて頂いたポスター製作のコツをおさえておけば誰でも伝わりやすいポスターをつくることができます。

 

魅力的な研究結果をより多くの人に、わかりやすく伝えるためにも、

今回紹介したポスターのデザインの基礎をおさえ、悔いのないポスター発表を行いましょう。

 

あなたの成果が多くの人に伝わることを心より願っています!

 

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