シンカリオン第36話『南へ!!桜島の敵アジトを探せ』ネタバレあらすじ・感想

 

前回の35話ではハヤト君はN700シリーズの運転士3人を連携させ

無事にトリニティ合体で敵を撃退!

 

ハヤト君が架け橋になり、力強い仲間を得た超進化研究所。

しかしまだ課題があるようです。

 

今回も敵はハヤト君にコンタクトを取り、物語は大きく加速します。

これからハヤト君は、超進化研究所はどう動くのでしょうか?

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第36話『南へ!!桜島の敵アジトを探せ』ネタバレ・あらすじ

 

前回、鹿児島での戦闘で敵の声を聞いたハヤト君。

 

大宮に戻ると

声の主がブラックシンカリオンとの戦闘中に録音した声と同じ者なのか確認しました。

すると、ハヤト君は「たぶん同じ声だと思う」と答えました。

 

桜島が敵の要所だと確信した出水指令長は、再度 コンタクトをとろうと考えます。

そして、最悪の場合、総力戦になりかねないと言いました。

 

しかしアキタ君やツラヌキ君ら他の運転士達と新しく加入した700シリーズの運転士たちが

すぐ連携がとれるとは限りません。

 

そこで、出水指令長は東日本の運転士と西日本の700シリーズ運転士と交流を持つために

「手巻き寿司パーティー」を企画し開催しました!

 

場所は超進化研究所門司支部。

最初はいつもの出水指令長の思いつきかと思っていたアキタ君ら東日本の運転士達。

 

料理人のタカトラ君が作ったお寿司、漁師のギン君、ジョウ君がとってきた新鮮な魚を見て

 

「話は読めた!700シリーズ 運転士たちの

得意分野を紹介する目的で手巻きパーティーを開いたんだな」

 

一口お寿司を食べた時、パーティーの雰囲気が凍り付いてしまいます。

 

ハヤト君は「家で食べてる手巻き寿司と違うから不思議な感じがする」

西日本組は困ってしまいました。

 

それを見た出水指令長は打開策を考えます。

それはお醤油。

 

関西から西日本、特に九州や四国などは甘く味つけされた醤油

関東や東北では普通の濃口醤油がそのまま使われています。

 

東日本運転士たちは甘いお醤油に違和感があったのです。

醤油を変えることで、手巻きパーティーは平和になりました。

しかし、ハヤト君は

「確かに食べ慣れてるおしょうゆでタカトラたちが作った手巻きを

おいしく食べられたのはよかったよ。

でも それって本当に西日本の食べ物を

東日本の俺たちが受け入れられたわけじゃ…」

と言い出します。

 

そして、新幹線の電化方式と同じだと、たとえ話を始めます。

「もともと 東日本の電源周波数は50Hzで

静岡を境に西日本が60Hzなんだ!

 

東海道新幹線は山陽地方への延伸が決まってたから東京も含めて 全線60Hzの仕様にして開発された。

 

だから 東海道新幹線は、東北新幹線の50Hzの区間は走れないし、東北新幹線は 60Hzの東海道新幹線の区間を走れない。

このままじゃ未来永劫お互い入線はできないんだよ。あっ 俺たちに必要なのは50Hzでも60Hzでも走れるE7系なんだ!」

 

 

敵とも分かり合うためにハヤト君は自らひとりで鹿児島に向かいたいと願い出るのでした。

そこで、ビャッコと遭遇します。

ハヤト君は対話を試みますが、ビャッコは拒み、巨大怪物体「サラマンダー・ゾラ」を召還します。

E5はやぶさは、サラマンダー・ゾラの砲撃をかわしましたが

捕縛フィールドが消失し、爆発してしまいます。

ハヤト君は捕縛フィールドからの脱出を試みますが失敗…

 

モニターで様子を見ていたアキタ君達は、瓦礫で動けないE5とハヤト君を助けるべく連携をとりました。

みんなが自然に協力し、ハヤト君は無事に救出されました。

 

帰投後、改めて手巻き寿司パーティーを再開しました。

タカトラ君が九州の醤油にスダチをかけて甘さをおさえた醤油で作ったお寿司をみんなに振る舞います。

 

そして、タカトラ君から、ハヤト君には習慣も考えも異なるシンカリオン運転士をつなげてまとめる力がある。

まるで味覚の違いを乗り越える助けとなるこのスダチのような存在だと評価されます。

 

ハヤト君は、「スダチみたいなE7系になるよ!」と決心したのでした。

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第36話『南へ!!桜島の敵アジトを探せ』感想・レビュー

 

今回のテーマは、考えの違うものとどう向き合うかでした。

それを日常パート、戦闘シーンともに丁寧に描かれています。

 

手巻きパーティーのなかで醤油を変えても、本質的に相手を受け入れたことにはならないのでは?

と疑問に思うのは、鋭い着想だと感じました。

 

西日本組と東日本組が助け合えたのは

相手を理解しようとするハヤト君のピンチがきっかけ。

 

それを最後に手巻きパーティーで「スダチ」にたとえたことも、ハヤト君が敵とも分かり合う姿勢を貫くきっかけになったと思います。

鹿児島にひとりで移動する際、シャショットとの会話が印象に残りましたね。

ハヤト君 「あのときの声…俺には敵だとは思えなかった。

少なくとも憎しみや怒りみたいな気持ちは感じなかったんだ。

 

でも みんなで突撃したら、相手だって 俺たちを攻撃するしかないと思う。

 

相手の気持ちも知らないで

俺たちで無理やり一致団結しても意味ないよ。

まずは話をしたいんだ。

 

それには 一人で行って攻めに来たわけじゃないってわかってもらうしかないでしょ。」

 

シャショット「なるほどな。今日だけはE5系ではなく、50Hzも60Hzも対応できるE7系になろうというんだな」

 

東日本と西日本を両方走れるE7系のように

対話を通して相手を理解する姿勢をこれからも続けてほしいです。

 

しかし、その姿勢を拒絶するビャッコの台詞もとても印象的。

「思想が違う異形の者を受け入れられる能力を持っているとは思えん。実際、ヒト同士で平気で争っているじゃないか。どちらにしてもお前たちとは戦う以外の選択肢はない」

 

キトラルザスが地上へ侵攻したのは種族の滅亡を阻止するためでした。

人類と戦う目的がはっきりと語られ、人類は争い合うものだと認識していました。

 

人の心をつないで動かすハヤト君、つながりを拒むビャッコ。

この2人の行動にこれからも目が離せません!

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第36話『南へ!!桜島の敵アジトを探せ』感想・レビュー

 

33話でトラメが現れ、35話でイザがハヤト君にコンタクトをとり

ビャッコがどこか焦っているように感じました。

 

以前はエージェントどうしで協力してシンカリオンに挑んだこともありましたが

今はひとりで考えて戦っているような気もします。仲間と戦うハヤト君とは対照的な描かれ方をしていました。

 

また、リュウジ君は名古屋支部で待機してましたが、

彼が見上げた先にあるのは、おそらく新型機、ドクターイエローでしょう。

 

ブラックシンカリオン戦でも、リュウジ君は、サポート役のドクターイエローになると言っていました。

今後のシンカリオンドクターイエローの活躍に期待です!

 

またハヤト君は敵とどう向き合い、戦っていくのか気になる内容でした。

 

37話は…

まさかのフタバさんデート?!

ハヤト君がセイリュウとどのような形で出会い、交流するかが楽しみです。

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